生物は電離放射線、紫外線、活性酸素などの様々な環境ストレスからDNA損傷をはじめとする生体損傷を受けるが、生物が長年の進化の過程で多様なDNA損傷に対する修復機構など様々な対抗手段を獲得してきた。私の研究室では、このような放射線障害・ゲノムストレスに対抗するために高等真核生物がもつ防御機構の解明を目的として、放射線高感受性遺伝病及びその原因遺伝子に着目して研究を行っている。また、福島原子力発電所事故以降、社会的関心が高まる低線量放射線生体影響の実体について精力的に解明を試みている。 私の研究室では生命の不思議に興味を持ち、自分で考えることが好きであり、社会的な課題である低線量放射線生物影響研究、国際的な課題である放射線高感受性遺伝病の病態解明に対して、使命感をもって研究に積極的に取り組める大学院生を募集します。 京都大学大学院生命科学研究科附属放射線生物研究センター 特任教授 トップページの絵画について オランダがスペインから独立した17世紀中頃に描かれた「ナイミーヘンの謎」(ナイミーヘン市Het Valkhof博物館所蔵)と呼ばれる絵は、赤服、緑服、白服の男性そして婦人がそれぞれの血縁関係を述べて、横たわっている老人との家系を明らかにさせる謎解きとなっている。 婦人; 赤い服の二人; 緑の服の二人; 白い服の二人; |