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kasiwakura

■氏  名:

柏倉 幾郎(かしわくら いくお)

■所属機関:

弘前大学大学院保健学研究科 弘前大学被ばく医療総合研究所(兼任)

■職  位:

教授、所長

■略  歴

北海道薬科大学にて博士号取得(平成5年)
その後、米国ニューヨーク血液センター研究所にて研究員(平成8年)
平成14年4月より弘前大学医学部保健学科教授
平成24年2月より被ばく医療総合研究所所長

■この事業での主な担当分野:

第四分野(分子応答)

■研究のキーワード:

放射線感受性、造血幹細胞、サイトカイン

■研究室URL:

http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/~kashiwakura/

■コメント

放射線の生物影響では、造血組織、生殖腺、上皮組織、水晶体など幹細胞および一部の幼若細胞を含む細胞分裂能力のある細胞の放射線感受性は高い。 研究室では、ヒト造血幹細胞の放射線感受性とサイトカインの作用です。 所謂放射線生物学の範疇に入りますが、多くの場合、放射線でがん細胞を如何に制圧するかを主題とする分野では、 正常幹細胞への障害影響研究は、国内ではマイナーな存在で、国際的にも決して多くの研究者が居る訳ではありません。自称「隙間産業」とも言える存在です。
然しながら、昨今幹細胞への放射線影響研究が活発化し、さらには3・11の東日本大震災による東京電力福島原子力発電所事故以降、放射線の正常細胞への影響研究の重要性が高まっております。 然しながら造血幹細胞は生体内にごく僅かしか存在せず、さらに均一な細胞集団ではなく、放射線の影響に関しては解明すべき不明な点は数多く残されております。
我々大学人の最大の使命は、人材育成にあると思っております。我々のささやかな教育・研究活動を通して皆さんの知的好奇心が育まれ、新たな出会いや喜びの発見と共に次の世代への創造に繋がれば幸いです。 古き城下町,歴史の街弘前で新たな発見や創造を共に目指しましょう。

■インターンシップについて

平成26年夏頃まで増改築の為、施設設備等の都合上部分的に条件付きで受け入れ可。造血幹細胞の分離精製から培養技術、フローサイトメーターによる細胞表面発現抗原解析、各種造血前駆細胞由来コロニー形成法と観察、共焦点レーザー顕微鏡によるDNAやミトコンドリア解析法などが学べます(但し、ヒト造血幹細胞については、常時対応可能は困難)