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1:国際シンポジウム(対象は大学院生以上)

タイトル:「DNA損傷ネットワークと放射線損傷」
開催日:平成24年11月29、30日
場所:コープイン京都(〒604-8113 京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル井筒屋町411)

高い国際的評価を受ける約20名の研究者による講演に加え、本事業の受講生によるポスター発表のセッションを設けました。サイエンスを語らうために流暢な英語は必要ありません。ポスター一枚に込められたあなたの熱意は伝わるはずです。

プログラムは以下の通りです;

11月29日(木)

基調講演 (10:00-10:45)
Tom Hei, (Columbia Univ. President of the Radiation Research Society in USA): Oxidative stress induced by targeted cytoplasmic irradiation.

セッション1:蛋白・分子レベルにおける酸化ストレス応答 (11:00-12:25)
Cheryl Lyn Walker (Texas A&M Health Science Center, USA):ATM signals to TSC2 to regulate mTORC1 in response to ROS.
Junya Kobayashi (Kyoto University, Japan):Activation of ATM through oxidative stress
Vera Gorbunova (University of Rochester, USA):DNA repair under oxidative stress by activating PARP1.

セッション2:in vivo における酸化ストレス応答1(13:40-15:00)
Takashi Kondo (University of Toyama, Japan): TBA
Suda T (Keio University School of Medicine, Japan):Regulation of reactive oxygen species in stem cells and cancer stem cells. 30分
Zhang Qui-Mei (Kyoto University, Japan): Modulation of radiation response by mitochondria-targeted SOD2.

セッション3:in vivo における酸化ストレス応答2 (15:15-16:15)
Lavin MF (Queensland Institute of Medical Research, Australia):Aprataxin function to protect the genome against oxidative damage.
Peter J McKinnon (St Jude Children’s Research Hospital, USA): DNA ligase III is critical for mtDNA integrity.

ポスター発表 16:30-18:10 (5分x20演題)

レセプション 19:00-

11月30日(金)

セッション4:放射線応答因子と各種DNA損傷応答1(9:00-10:40)
Patricia L. Kannouche (Institut Gustave Roussy Universite Paris-Sud, France): The hMsh2-hMsh6 complex acts in response to oxidative DNA damage in human cells.
Tomo Tateishi (Kumamoto University, Japan):TBA
Hiromi Yanagihara(Kyoto University, Japan): NBS1 regulates Pol η-dependent translesion DNA synthesis.
Lee Zou (Harvard Medical School, USA): TBA

セッション5:放射線応答因子と各種DNA損傷応答2 (11:00-12:25)
Hirosh Ide (Hiroshima University, Japan): Homologous recombination systems commit to the repair of DNA-protein crosslinks.
Nodar Makharashvili (The University of Texas, USA):TBA
James Haber (Brandeis University): TBA

セッション6:放射線応答因子と各種DNA損傷応答3 (13:30-14:45)
Minoru Takata (Kyoto University, Japan): TBA
Patel KJ. (MRC Laboratory of Molecular Biology,UK): Fancd2 counteracts the toxic effects of naturally produced aldehydes.
Elsa Callen (NIH, USA)

Closing Remark 14:45-15:00
Fumio Hanaoka (Gakushuin University)

2:研修会「放射線生物学へのイザナイ」(対象は学部学生)

開催日:平成24年12月26?28日
場所:放射線医学総合研究所

理系の学部学生でさえ、大学で放射線生物・医学関連の講義や実習を履修できる機会が少なくなっています。皆さんは、放射線生物・医学領域の存在すら知らないままに進路を決定していませんか?
この研修会では、実習と講義を通して、放射線の物理的特性、生体影響、そして社会との接点について学ぶことできます。特に基礎知識や経験は必要ありません。初歩的内容を中心に、放射線生物・医学に初めて「触れる」機会を提供します。

詳細はカリキュラムをご覧下さい(一部変更の可能性があります);

時間 講義タイトル 内容
1日目 12月26日(水)
13:00-13:20 0:20 開講式・ガイダンス
13:20-13:30 0:10 休憩
13:30-14:30 1:00 放射線概要(基礎知識) 放射線の特徴、宇宙と放射線
14:30-14:40 0:10 休憩
14:40-15:40 1:00 放射線生物1 広島・長崎の原爆
15:40-15:50 0:10 休憩
15:50-18:20 2:30 実習1 酵母細胞の放射線応答
2日目 12月27日(木)
9:30-10:30 1:00 放射線生物2 修復
10:30-10:40 0:10 休憩
10:40-11:40 1:00 実習2 霧箱で放射線を見る
11:40-11:50 ?0:10 休憩
?11:50-12:50 ?1:00 ?放射線生物3 ?社会との接点(医療応用、将来性など)
?12:50‐13:50 ?1:00 昼食
?13:50-14:50 ?1:00 ?放射性生物4 ?放射線生物学は生命の仕組みを解く鍵
?14:50-15:00 ?0:10 休憩
?15:00-17:30 ?2:30 ?実習3 ?・培養細胞への放射線影響
?・マイクロアレイ解析
?17:30-17:40 ?0:10 休憩
?17:40-18:40 ?1:00 ?放射線防護 ?放射線リスク管理と事故時対応
?3日目??  12月28日(金)
?9:00-12:00 ?3:00 ?実習講評 ?実習1,3についての結果と考察
?12:00-13:00 ?1:00 昼食
?13:00-15:00 ?2:00 ?施設見学 ?HIMAC、低線量実験棟、SPICE
?15:00-17:00 ?2:00 ?施設見学 ?HIMAC、低線量実験棟、SPICE
?17:00-17:10 ?0:10 ?終了式

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研修会「放射線生物学へのイザナイ」において、DNA破損チェックポイントの変異株に表現形を観察する研修生ら(左)。
「集中講義:ゲノム動態と維持機構」で論文紹介に聞き入る大学院生ら(右)

3:集中講義(主な対象は大学院生以上)

開催日:平成25年3月を予定しています。詳細は決定次第、このHP上にてお知らせします。

4:インターンシップ(実験実習、対象は大学院生以上)

開催日:随時

このインターンシップの目的は、皆さんが新たな実験技術や知識を体得し幅広い放射線生物・医学の分野を縦横無尽に駆け巡る能力を身につけてもらうことです。例えば、現在の研究テーマが、ある分子の特性を見いだすことであれば、将来は、その分子の生体内での挙動を見る必要があるかもしれません。あるいは、現在のテーマが主に放射線の物理的特性を探ることならば、次の段階では、その成果を生体影響の研究に活かすべきではないでしょうか。
あなたが必要とする実験技術等を「お家芸」とする研究室に7-10日間程度滞在し、それを体得することをサポートします。

インターンシップ受け入れ可能の講師は、講師プロフィールに「インターンシップ受け入れ可」と表示され、指導可能な実習内容が記載されています。