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■氏  名:

平山 亮一(ひらやま りょういち)

■所属機関:

放射線医学総合研究所・重粒子医科学センター・次世代重粒子治療研究プログラム

■職  位:

研究員

■略  歴

東海大学工学部原子力工学科卒業
同大学大学院工学研究科応用理学専攻修了
千葉大学大学院自然科学研究科多様性科学専攻にて博士号(理学)取得(平成18年)
その後、放射線医学総合研究所重粒子医科学センター粒子線生物研究グループにて博士研究員、研究員
平成23年4月より同研究所同センター次世代重粒子治療研究プログラムにて研究員

■この事業での主な担当分野:

第二分野(疫学とガン治療)

■研究のキーワード:

重粒子線、低酸素、放射線初期作用

■研究室URL:

■コメント

私自身は原子力工学科出身ではありますが、原子力とは非常に密接な関係である「放射線」に興味を持ち、放射線がもたらすさまざまな生物応答を明らかにする放射線生物学を学んできました。 放射線は物理学色が強く、それが生物学と融合した非常に幅広い分野を網羅したものが放射線生物学です。 今まで生物学を学んでこなかった方も、物理学や化学の観点から生物学を眺めることで新しい発見が期待できると思います。放射線生物学を楽しく学んでいきましょう。
研究対象は放射線特有の生物現象の解明です。放射線が生物(生体)に照射されるときに酸素が存在すると生物応答が酸素のないときよりも非常に大きくなって現れます。 それは100年以上前から発見されている現象(酸素効果)ですが、このメカニズムは未だ十分に解明されていません。酸素をあまり含まない難治性のがん細胞に対しては解決しなければならない問題です。
また、重粒子線がん治療で使われている重粒子線の生物影響についても、細胞死やDNA損傷・修復を調べることで重粒子線がもたらすユニークな生物反応を明らかにする研究も行っています。 放射線を使った、人に優しいがん治療の基礎研究を行っていますので、興味のある方は是非ご連絡をください。

■インターンシップについて

受け入れ不可。重粒子線を使った研究は通常深夜に行われているため、実験・実習を学生に行っていただくことが非常に困難です。