■氏 名:
根井 充(ねのい みつる)
■所属機関:
放射線医学総合研究所 放射線防護研究センター リスク低減化研究プログラム
■職 位:
プログラムリーダー
■略 歴
京都大学大学院理学研究科修士課程修了(昭和58年)
同年 放射線医学総合研究所入所、京都大学理学博士(平成4年)
文部科学省ライフサイエンス課専門官(平成14年)
放射線医学総合研究所放射線防護研究センター生体影響機構研究グループ グループリーダー(平成18年)
同リスク低減化研究プログラム プログラムリーダー(平成23年)
■この事業での主な担当分野:
第三分野(個体応答)および第四分野(分子応答)
■研究のキーワード:
放射線感受性、放射線応答、実験動物
■研究室URL:
■コメント
放射線は19世紀末にレントゲン博士により発見されて以来、医療や産業等様々な分野で広く利用されており、現代生活に欠かすことができない道具として既に社会に定着しています。 その一方で私たち日本人は放射線の負の側面に直面し、これからの放射線と社会の新たな関係構築を模索し始めているという現実もあります。放射線の生物影響研究にはまだまだ未解決の問題が数多く残っています。 特に低線量・低線量率放射線のリスク評価に関する課題は、今後強力に押し進めて行かなくてはなりません。 あるいは、放射線に対する生物応答の分子機構研究の成果に基づいて、人為的に放射線感受性(リスク)を低下させる技術開発も視野に含まれています。
現在、放射線に関心を持っている若い人たちが、放射線をより学び、興味を深め、その利用について主体的に思考し意見表明すること、そして今後の放射線生物影響研究の大きな原動力になっていくことを望んでいます。
■インターンシップについて
リスク低減化研究プログラムとして受け入れ可。実験動物を用いた放射線感受性変動要因の解析、培養細胞を用いたDNA損傷応答の解析などを指導します。