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■氏  名:

長谷川 有史(はせがわ ありふみ)

■所属機関:

福島県立医科大学 医学部 救急医療学講座、同学附属病院 放射線災害医療センター

■職  位:

助教

■略  歴

福島県立医科大学外科学第二講座入局(平成5年)
同救急科兼務(平成12年)、同助手(平成15年)
外科学第二講座にて博士号取得(平成15年)
その後、秋田大学集中治療部助手(平成16年)
シドニー大学神経病理学教室フェロー(平成17年)を経て
福島県立医科大学救急医療学講座助教(平成18年~)
平成23年3月11日に発生した東日本大震災以降は主に原子力災害医療対応に従事し
平成24年7月より新設された放射線災害医療センター 副部長
外科専門医、救急専門医。医学博士

■この事業での主な担当分野:

第一分野(防護と被ばく医療)

■研究のキーワード:

緊急被ばく医療と救急医療、被ばく医療教育と体制整備、汚染拡大防止、放射線防護、心と体の放射線影響

■研究室URL:

現在新設中

■コメント

緊急被ばく医療は特殊な医療分野と考えられがちです。しかし、視点を変えればそれは種々の外来脅威に対して我々が取るべき日常対策の延長線上にある一般的な医療の一分野とも考えられます。 そして、だれしもが突然その必要性に迫られる可能性があるのは歴史が証明済みです。 被ばく医療の実践実習・教育・体制整備維持、そして消防職員や住民の感情に触れることで、いわゆる特殊な被ばく医療手技・知識習得するのみならず、日常診療の質向上にも応用できる体験を目標の一つとしています。 被ばく医療が、医学の純粋科学的一面はもちろん、労働衛生環境整備、医療行政システムとの関係づくり、地域医療問題、ひいては人間個々の感情や倫理観など医学の社会的・哲学的面とも強く関わっていることを感じて頂ければ幸いです。

■インターンシップについて

受け入れ可。放射線防護、汚染拡大防止、汚染検査と除染等、被ばく医療実習実践を行う中で、現行の救急医療における緊急被ばく医療の今後のあり方について一緒に考えることができればと思います。同時に、消防職員などの危機介入者カウンセリング、住民との対話、原子力災害現場とそれを支える医療体制を経験俯瞰することで、国民の一人として原子力災害にいかに関わるかを考えていただきたく存じます。