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■氏  名:

二宮 康晴(にのみや やすはる)

■所属機関:

放射線医学総合研究所

■職  位:

研究員

■略  歴

広島大学大学院原爆放射能医学研究所医学系研究科にて博士号取得(平成8年3月)
その後、長寿医療研究センター老化機構研究部にてリサーチ・レジデント
平成9年5月より放射線医学総合研究所にて研究員

■この事業での主な担当分野:

第一分野(防護と被ばく医療)

■研究のキーワード:

放射線応答、活性酸素種、抗酸化系、DNA損傷修復系

■研究室URL:

http://www.nirs.go.jp/rd/structure/rcrp/remrg.shtml

■コメント

研究には、先を見通し、地道に研究する能力が必要です。その能力を育むためには、お互いを尊び、自由にのびのびと議論する環境が必要です。 そのために我々は、研究遂行のために必要な知識や技術以外に、ものの見方や考え方及議論のすすめ方などをご紹介できればと考えています。
また、ICRP publication 111を科学的根拠に基づいて理解するための手助けができればと考えています。 研究対象は放射線応答です。これまで活性酸素種の細胞にもたらす影響を、抗がん作用の観点で研究を行なってきました。
現在は、放射線防護の観点で細胞及び個体レベルでの研究を行なっています。放射線が照射されると細胞内に活性酸素種が生じることが知られています。 生じた活性酸素種により、細胞は障害を受けます。そこで、細胞レベルの研究としては、その障害を低減する細胞内の機構として、抗酸化系とDNA損傷修復系に着目して研究を行なっています。 個体レベルの研究としては、事前に低線量放射線を照射すると、その後の高線量放射線に対して抵抗性になる適応応答という現象のメカニズムに関して、抗酸化系とDNA損傷修復系に着目して研究を行なっています。 細胞レベル及び個体レベルともに、放射線応答のメカニズムは、また分からないことばかりです。皆さんと議論していければと思います。

■インターンシップについて

受け入れ不可