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■氏  名:

田中 公夫(たなか きみお)

■所属機関:

(公財)環境科学技術研究所、生物響研究部

■職  位:

部長

■略  歴

1978年 広島大学大学院理学研究科博士課程前期終了
1978年4月 広島大学原爆放射能医学研究所 血液学部門
分子細胞遺伝学研究部門 助手、医学博士(1993年)
2001年2月 (財)環境科学技術研究所 生物影響研究部 主任研究員、グループリーダー
2009年同、生物影響研究部 次長、主任研究員、グループリーダー
2010年~ 同、生物影響研究部 部長、グループリーダー

■この事業での主な担当分野:

第三分野(個体応答)

■研究のキーワード:

染色体異常、低線量率放射線、発がん、生物学的線量評価

■研究室URL:

http://www.ies.or.jp/project_j/project01a.html

■コメント

原子力、医療、産業などで放射線を使用することは大変多く、それに伴い、放射線従事者は被ばく線量限度以下ではあるが、低線量率放射線に長期間にわたり頻回に被ばくする機会が多くなっています。 放射線の使用にあたっては規制値が設定されているが、それら値の妥当性を科学的に実証することは重要であるがそれに関する実験は大変少ない。 低線量率放射線を浴び続けた細胞、マウス個体は高線量率放射線を一度に浴びた場合と全く異なる応答をする。 低線量率放射線長期被ばくによる応答機構を明らかにすることは、社会的に放射線による健康影響のリスク評価に寄与するのみならず、 長い生物進化の歴史の中で生物が獲得してきた未知の生体防御機構を探索することにも繋がるサイエンス上のロマンもあります。

■インターンシップについて

受け入れ可。世界でもユニークな低線量率放射線の細胞及びマウスへの長期照射施設の見学とともに、ヒト、マウスの染色体異常のFISH法などを用いた解析技術等を指導します。