■氏 名:
渡邉 正己(わたなべ まさみ)
■所属機関:
京都大学放射線生物研究センター
■職 位:
京都大学名誉教授、放射線生物研究 センター特任教授
■略 歴
金沢大学大学院薬学研究科を昭和48年修了
その後、日本学術振興会薬学奨励研究生を経て
平成53年5月東京大学で学位(薬学博士)取得
昭和52年4月より昭和61年8月まで金沢大学薬学部助手
その間、昭和58年11月より昭和60年10月までミシガン州立大学がん研究所研究員
昭和61年9月より横浜市立大学医学部助教授
その後、平成4年3月より長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授
その間、平成11年4月から平成14年10月まで長崎大学副学長(併任)
平成17年1月に京都大学原子炉実験所教授となり、 平成24年3月定年退職
平成24年4月より京都 大学放射線生物研究センター特任教授
現在に至る
■この事業での主な担当分野:
第四分野(リスクコミュニケーション)
■研究のキーワード:
放射線発がん、ストレス応答機構
■研究室URL:
■コメント
専門は放射線生命科学。大学の卒業研究以来42年間、一貫して、生物がその影響から決して逃れられない放射線、熱、圧力および酸素といった物理的ストレスに対する細胞の応答機構の研究に携わる。 特に、放射線による細胞がん化メカニズムの研究を中心課題とした。 その研究で放射線発がんの突然変異説に疑問を投げ掛け、放射線発がんは直接的な遺伝子(DNA)損傷を起源にしない可能性“非DNA標的説”を主張している。(詳細は、http://rbnet.jp を参照)
この専門知識を生かし、福島原子力発電所事故以降、日本放射線影響学会の有志を組織して福島県の被災者を対象に「放射線の健康影響」のQ&A勉強会を展開している。 平成24年10月末現在で38回を実施、さらに11月中にさらに11回の開催を予定している。若い研究者には、科学者としての志を掲げ、独創性を持った活動を望む。
■インターンシップについて
受け入れ不可。