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■氏  名:

児玉 喜明(こだま よしあき)

■所属機関:

放射線影響研究所・遺伝学部

■職  位:

部長

■略  歴

北海道大学(理学部動物染色体研究施設)で博士号取得(1994年)
1980年より放射線影響研究所・研究員、
995年同遺伝学部・細胞遺伝学研究室・室長
2005年同部副部長
2011年より同部部長

■この事業での主な担当分野:

第二分野(疫学とガン治療)

■研究のキーワード:

染色体異常、原爆放射線、FISH

■研究室URL:

http://www.rerf.jp/index_j.html

■コメント

研究内容は原爆放射線のヒトへの影響を染色体レベルで調べることです。一つは、原爆被爆者の末梢血リンパ球中の染色体異常頻度を調べることで、個人の被曝線量評価を行っています。 具体的には、染色体に特異的なDNAプローブを用いた蛍光in situバイブリダイゼーション(FISH)法 により、被爆者の末梢血リンパ球に残る転座型染色体異常の頻度を調査し、被曝物理線量との関連性、被爆時年齢との関連性、および広島と長崎の線量反応関係について比較を行っています。二つ目は、原爆放射線の遺伝影響調査を目的とする被爆者の子供の染色体調査です。原爆放射線の遺伝影響調査としては、染色体以外にも、生まれてくる子供の死産率、奇形率、出生直後の死亡率、成人に達した以降の死亡率、成人期に発症する多因子疾患の発症に及ぼす影響、などの調査が行われてきましたが、これまでのところいずれの調査においても被曝の影響は観察されていません。

■インターンシップについて

該当せず。